キネ旬オールタイムベスト・読者投票

創刊100年の歴史を誇る映画雑誌「キネマ旬報」の「オールタイム・ベスト」（史上最高の作品）の読者投票ランキングです。 2009年にキネ旬誌上で読者アンケートを募集。1000通を超える応募がありました。 アンケートでは、1位から10位までの映画を選んでもらい、1位を10点、2位を9点、3位を8点…10位を1点として集計。200位までランキングにしています。 題して「読者が選んだ、心に残る日本映画オールタイム・ベスト」。 1位は「七人の侍」、2位は「東京物語」、3位は「生きる」となっています。上位を昭和の映画が占めています。 ストリーミング動画配信（Amazonビデオ、Netflix、U-NEXT、Huluなど）とともに一覧にしました。 スマホとテレビをつなぐなどして、歴代の名作をお楽しみ下さい。（キネヨコ編集部／三上靖史）

トップ10 ｜ 11～20位 ｜ 21～30位

１位～10位

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11位～20位

順位	作品名、動画配信	解説
11	「用心棒」 （1961年） Amazonビデオ→	監督：黒澤明
12	「ルパン三世 カリオストロの城」 （1979年） Amazonビデオ→	監督：宮崎駿
13	「風の谷のナウシカ」 （1984年） 予告編→ TSUTAYA→	監督：宮崎駿
14	「太陽を盗んだ男」 （1979年） 予告編→ TSUTAYA→	監督：長谷川和彦 長谷川和彦の第二作目は、沢田研二主演のアクション大作。 この映画の眼目は、何でもない男が原爆を作ってしまうという一点にある。学校では生徒たちに無視されるさえない中学の理科教師が、アパートの一室にビニールを張り巡らした実験室を作り、そこで原子爆弾を製造する。プルトニウムを精製するなど、原爆を作るという過程そのものが主人公を陶酔させる。だから、原爆が完成してレゲエを踊っても、何も要求することがなくて呆然としてしまう。もう目的は達したのだ。交番から拳銃を盗むシーンがコントのようで、プルトニウムを盗むシーンが幻想的になるのは、原爆が彼にとっては、夢の中の存在だということにほかならない。 ジュリーがひ弱ななかに、シニカルな悪意を秘めた青年を好演。菅原文太との対比が見どころだ。（今矢宗佑）
15	「切腹」 （1962年） Amazonビデオ→ U-NEXT→ Hulu→	監督：小林正樹
16	「転校生」 （1982年） TSUTAYA→	監督：大林宣彦
17	「雨月物語」 （1953年） Amazonビデオ→	監督：溝口健二
	「Love Letter」 （1995年） Amazonビデオ→	監督：岩井俊二
19	「西鶴一代女」 （1952年） TSUTAYA→	監督：溝口健二
	「復讐するは我にあり」 （1979年） Amazonビデオ→	監督：今村昌平
	「さびしんぼう」 （1985年） Amazonビデオ→	監督：大林宣彦

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21位～30位

順位	作品名、動画配信	解説
22	「幸福の黄色いハンカチ」 （1977年） Amazonビデオ→	監督：山田洋次
23	「麦秋（ばくしゅう）」 （1951年） Amazonビデオ→	監督：小津安二郎

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出典：
オールタイム・ベスト映画遺産200　日本映画篇（キネマ旬報社）