「東京物語」は、1953年の日本映画です。小津安二郎監督。原節子出演。2009年にキネマ旬報(キネ旬)が発表した日本映画の「オールタイム・ベスト(史上最高)」ラインキングで、1位を獲得しています。 あらすじ、キャスト、ストリーミング動画配信などを紹介します。
東京物語とは
小津映画のエポック・メイキングであり、日本と日本人を描くという意味において、日本映画が到達した最高峰。「親と子の成長をとおして日本の家族制度がどう崩壊するかを描いてみた」と小津自身も語っているが、小津がその映画人生をとおして取り組んだ"親と子"という主題に、この作品はひとつの結論を示した。
笠智衆と東山千栄子演じる老夫婦の洗練された会話のやりとりや、笠と義理の娘役の原節子の呼吸は『晩秋』『麦秋』を経てもはや間然とするところがない。二人がラスト・シーンで佇む尾道市の繊細な風景も、この作品の根底を流れる無常感を一層きわ立たせて感銘を生んでいる。
監督 小津安二郎
(1953年 136分)
動画
「東京物語」の動画です。
ストリーミング配信
「東京物語」の動画は、AmazonビデオやHulu(フールー)でストリーミング配信されています。 ネット経由でスマホやテレビ、パソコンなどで視聴することができます。
Amazonビデオ
Hulu(フールー)
U-NEXT(ユーネクスト)
予告編
Youtube(ユーチューブ)の予告編です。映画本編もYoutubeで有料で視聴できます。
スタッフ
監督:小津安二郎
脚本: 野田高梧、小津安二郎
音楽: 斎藤高順
キャスト
平山周吉 [ 笠智衆 ]
とみ [ 東山千栄子 ]
紀子 [ 原節子 ]
金子志げ [ 杉村春子 ]
平山幸一 [ 山村聡 ]
文子 [ 三宅邦子 ]
京子 [ 香川京子 ]
沼田三平 [ 東野英治郎 ]
金子庫造 [ 中村伸郎 ]
平山敬三 [ 大坂志郎郎 ]
服部修 [ 十朱久雄 ]
よね [ 長岡輝子 ]
平山實 [ 村瀬襌 ]
勇 [ 毛利充宏 ]
あらすじ(ネタバレ注意)
広島県の尾道市で暮らす周吉ととみの老夫婦は久しぶりに子供たちに会うために東京へ。しかし子供たちは忙しく、両親に構っている時間がないため、なんとなく邪険にされる結果に。こうしたなか、戦死した次男の嫁紀子は、優しくもてなしてくれた。広島へ家路につく途中、とみは体調不良を訴えそのまま帰らぬ人に。今度は子供たちが周吉を訪ねてくる。死別直後は悲しみに暮れる一同だったが・・・。